自分の勉強方があっているかどうか迷ったときの解決法 カテゴリ: 英語学習全般


 

英語の学習法となると、たくさんの人がたくさんのことを言ってきます。

英字新聞を読んだほうがいい、いや読まなくてもいい。

試験は英語力の測定のために受けたほうがいい、いや受けなくていい、などなど。

 

こういった議論や意見の相違は時に学習者を大いに混乱させ、迷わせます。

 

果たして自分がやってる方法が自分にあってるのだろうか、

そして本当に効果的なのだろうかと。

 

それはこれまでの学習の意欲を削ぎ、ややもするとモチベーションの低下につながりかねない

大きな迷いとなってしまうこともあります。

 

そんなときに、自分のことを客観的に判断し、

本当に何をすべきかを自分で見つめなおせるいい方法があるのでご紹介します。

 

 

それは

同じ目的で日本語を学ぶ留学生を想像し、その人にアドバイスをしてあげる、

という方法です。簡単でしょ?

 

 

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具体的にどうすればいいのか?

 

例えばあなたが英語で外国人とコミュニケーションが取りたい、と思っているとします。

目の前に外国から来たばかりの留学生がいると想像してください。

 

そして彼は日本語で日本人とコミュニケーションが取りたくて日本語を勉強しています。

もし、その彼がビジネス系の試験を受け、高得点を取るための試験の対策に多くの時間を

費やしていたら、あなたならどう声をかけますか?

 

古い日本語しか使われていない時代劇の類を教材として

会話を学んでいたらどうアドバイスしますか?

 

会話で使われないような単語ばかり暗記することに時間を費やしていたら?

 

僕なら

 

「もっとナチュラルな表現が使われているドラマや映画を選び、

まずは簡単な言葉、本当に使われている言葉から学んだほうがいい。

試験は会話力をつけるためにあるわけじゃないから、

コミュニケーションが取れるようになりたいならどんどん会話をして、

日本人の友達を増やせばいいんじゃない?」

 

とアドバイスするはずです。

具体的に面白いドラマや映画を教えてあげましょう。

 

どんな人が友達になってくれそうか教えてあげましょう。

どうやって友達になるか、どんな話が最適か教えてあげましょう。

 

どうでしょうか?

 

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この他人へのアドバイス、とても自分に跳ね返ってきませんか?

 

今まさに、あなたがすべきことを、あなた自身が語っていることに気づくはずです。

人のことならわかるのに、自分のこととなるとわからなくなる、

というのは英語学習だけで起こることではありません。

 

ただ、英語学習ではものすごく起こってしまうことなのです。

なぜか、いろんな意見がありすぎて指標となる考えを見極めにくい、

手段が目的化してしまい本来やりたかったことが失われてしまう、

直接指導してくれ修正してくれる人が周りにいない、などがあげられます。

 

僕自身がそういう迷える方の指標となって、

正しく効果的な学習の道を提示していけたらという強い思いでいますが、まだまだ届けられる範囲は

限られています。

 

まずは、シンプルなこんな簡単な方法から自分と向き合ってみてはいかがでしょうか?

 

 

だから、まずこれを読んでいただいた方からこの方法を実践してみてください。

誰かへのアドバイス、それは自分の内なる声です。

 

自分との対話なのです。

 

学習に迷ったときは、この方法でぜひじっくりと自分と向き合ってください。

心の中の留学生と友達になり、一緒に切磋琢磨しながらがんばってみてください。

 

あなたはひとりじゃない。

 

支え、支えられる存在です。

 

語学上達の秘訣は、独りにならないこと。なのです。