「セブ留学はいく価値があるのか?を確かめにセブに行ってきた」 カテゴリ: 留学
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英語を学ぶ、という環境において最新の動きの一つがフィリピン英語、

ではないでしょうか?

 

オンライン英会話という新しいインフラは簡単に、そして低価格で日本において

英語を話す機会、として日を追うごとに普及率を増しています。

 

そんな中、同じく最近よく耳にするキーワード、それが「セブ留学」です。

 

え?セブってどこだっけ?フィリピンって英語大丈夫なの?

 

治安は?値段は?学校の質は?環境は?食事は?

 

たくさん気になる点があると思います。

 

また留学に関していうとエージェントなどの質も気になるところです。

どこを信用していいのか、またどこに気をつければいいのか?

わからない人には不安ですよね。

 

今回は口コミサイトで知られるSchoolWithさんの協力の元、

おすすめの学校をいくつかご紹介いただき、訪問、また体験をさせて

いただきました。

 

多くの経営者の方、また実際に留学されている生徒のみなさんに会い、

お話を伺ってきました。

 

また自分自身も生徒として留学体験をさせてもらいながら、

みなさんに何かお伝えできることはないかと、

合計10時間ほど授業も受講してきました。

 

これからセブ留学を考えている方になにかお役に立てれば嬉しいです。

 

※本記事は特定の学校やサイトなどを宣伝する目的で書かれたものではありません。

 

羽田からセブへ


 

まず、セブという場所ですがリゾート的なイメージを持たれている方も

多いとは思いますが、それはかなり限られたごく一部の場所です。

 

多くの町の中はこういう感じ。

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交通渋滞が激しく、公共の交通機関がまだまだ発展していないため、

バイクやタクシーなどでごった返しています。

 

特に朝と夕方の交通渋滞はすごくて、

通常5分で着く距離で渋滞に捕まってしまうと今回の場合だと45分かかったりしました。

 

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このごった返しでよく事故が起こらないなあ、と思ってたら

ちょいちょい起こっているようです…。

たまたま事故現場に遭遇。

 

 

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まあ、でもみなさんのんびりしてらっしゃる。

事故現場で談笑してました(笑)

 

 

 

セブにアメリカの風を吹かせる新校「Brighture」


 

さてさて、そんなこんなでまずは第1校目は

開校したばかりの新校Brightureです。

 

米アップルで長年シニアマネージャーとして働かれていた松井博さんが

代表を務めることで話題になった学校です。

 

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大きなモールの中にあってかなり綺麗です。

Brightureの特徴といえばやはり代表の松井さんの長年に渡るアメリカでの

体験を元にした英語カリキュラムではないでしょうか。

 

カリキュラムの作成、使用教材の選定にもご自身で関われていて

そこには松井さんの経験やご自身の英語のスキルなどが色濃く反映されている印象。

 

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アメリカの小学生が使う単語カード。5年生用のものでも知らない単語が

バンバン出てきました…。

 

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授業だけではなく、それ以外の時間にも英語に楽しく触れられるように、

ということで、たくさんの英語の読み物がロビーには設置。

 

生徒さんは好きなものを好きなだけ持って帰って読んでいいそうです。

アメリカではごく当たり前に使われているものばかりだそう。

 

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クラスは発音クラスからスピーキング、ライティングのクラスまであり、

英語の力を伸ばすために必要なことを全て体験できるようなカリキュラム

になっていました。

 

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発音のクラスでは松井さんも参入し、「セレンさん、この母音が惜しい!」

「違う!もっと口を開いて!」と暑く、いや熱く指導してもらいました(笑)

 

楽しく、かつ厳しく、がっつり英語で英語を学べる時間というのは

留学ならではだなあと感じました。

またアメリカでのESLメソッドなどが随所にちりばめられていて、セブにいる

はずなのになんだかアメリカ留学でもしているような印象(したことないですが…)

もありました。

 

セブ留学はアメリカ留学のコピーではない 「QQ English」


 

さて、次に訪れた学校はセブ島での日本人経営最古にして最大の学校QQ Englishです。

 

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代表の藤岡さんの熱い思いの詰まった学校です。

留学とオンライン英会話を両方行っている珍しい学校でもあります。

シーフロント校というビーチの側に出来た新しい校舎もありますが、

今回訪れたのはITパーク校のほう。

 

生徒の安全を一番に考えた結果、ITパークというビジネス特区の中に

立地を決めたそうです。

 

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外を出歩いたり、多国籍な企業の外国人社員の方と外のカフェでお話したりできる

珍しい場所で、実際に僕も外のスタバにいるとアメリカの企業で働く2人のアメリカ人

何しに来てるのか?と聞かれたところから15分くらいおしゃべりをしていました。

 

 

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QQ EnglishはそのITパーク内の大きなビルの中にありオンライン英会話用のフロアから

ラウンジフロア、生徒が授業を受けるキュービクルのあるフロアなど様々な

フロアが同ビルの中で展開されています。

 

各フロアにも様々な工夫がされていて、「アメリカ留学の安い版やコピーではない

オリジナルの留学体験を構築したい」という代表の藤岡さんの言葉通り、随所に

工夫やオリジナルのアイデアが散見されました。

 

 

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面白いなあと思ったのがこのフロアで、ここはカフェになっているんですが、

いる人はお客さんではなく、これみんな生徒さんでレッスンを受けているんです。

 

とてもガヤガヤしていて、パンの香りがそこはかとなく漂います。

 

そう、とってもガヤガヤしてるんです。

 

これって集中できるんですか?と尋ねると、校内を案内してくれていた邦人代表の方が

「実際のリアルな英語使用の環境に合わせて作っているので、あえて

雑音や様々な香りなどがある作りにしているんです。」

 

とのこと。なるほど。

 

1 on 1のレッスンをみなさん、カフェで友人と話しているように

受講されていました。飲みながら食べながらも全然オッケーだそうです。

 

 

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QQ Englishといえばカランメソッド、という印象を持たれている方も多い

のではないでしょうか?

 

元々は軍の指導者などが用いた厳しいメソッドだったものを独自に改良、

反射と反復による発話力を伸ばすためのプログラムを誰でも楽しみながら

取り組めるものに改良したもの、それがカランメソッドです。

 

僕も授業を体験させていただきました。

早い、とにかく早い。

与えられたフレーズを使い、質問にバシバシと答えていくんですが、

考えている時間がないので、もうとにかく反射的にドンドン答えていく。

 

与えられたレッスンの中で好きなペースで好きなことを話す

カンバーセーションのクラスとは決定的に違った、発話の反射力に

特化したクラスで、英語のスピーキングという点においては

非常に効果的な練習だと感じました。

 

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講師の質、レッスンの内容、生徒の安全、環境の整備など

非常によく考えられた学校という印象。大規模な学校の強みがとても活かされている

印象でした。

 

代表の藤岡さん曰く、

 

「1 週間や2週間の留学のみで英語が簡単にできるようになる、

ということは起こらない。けれどここでの学びの体験を通し、こうやってやるのか、

こう楽しむのか、という気づきを得てほしい、そして帰国後もオンライン英会話

などを活用し英語力の向上につなげてほしい。」

 

ということでした。

まさにおっしゃる通りで、短期間留学のコアアイデアは期間内での英語習得ではなく

期間終了後の継続を視野に入れた学習スイッチを入れることなのだと思います。

 

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とはいえ、短期間がっつり英語をやる期間は決して無駄になるものではありません。

 

校内には講師の方の試験結果もばっちり貼り出されていました。

こういった高いレベルの講師の方とがっつり1 on1 で学べるのは

フィリピン留学の強いメリットの一つだと思います。

 

 

セブ留学の魁、韓国の学校CPILS


 

さて、次に向かうは少し趣を変え、韓国人経営の学校へ。

その中でも最古参と言われる英語学校CPILSです。

 

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多くのセブ島で英語学校を経営する日本人の方も元々はここの

出身者が多い、と言われる歴史ある学校です。

 

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特徴は日本人が少ないところでしょうか、とおっしゃっていました。

日本人は全体の20パーセント程度だそうで、やはり一番多いのは韓国、他には

中国やロシア、そして最近では中東からの留学生も多いのだとか。

これはなかなか日本人経営の学校にはない環境。

 

親子留学などにも対応していて、コースの幅広さが目立ちました。

 

1 on 1から 1 on 2, 1 on 4 など1対1だけにこだわらず様々なバリエーションがあるのが

特徴で、1 on 8のコースは講師が全てネイティブ講師。

アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの講師がいて、生徒がこの後に留学

する国や、働く国によってアサインする先生を変えているそうです。

 

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校内にジムがあったりして、エアロビやヨガのクラスもあるそう。

で、ここは映画を観れる教室。

 

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映画館のようになっていて、クラスで映画を使って自然な英語を学んだり、

ビジネスパーソン向けのクラスではここでプレゼン大会などもしているそうです。

 

多国籍な環境の下で英語をみっちり学べる、というのがCPILSの特徴の

一つなのだと思います。

 

近々大規模な新校舎のオープンもあるようでいろいろ楽しみです。

 

日本人の少ない環境、歴史ある信頼できる学校で学びたい、

という方には最適なのではないでしょうか?

 

社会人のためのオトナ留学 MBA


 

さて、セブ島での学校訪問も残るは2校。

続いては社会人からのオトナ留学のMBAです。

 

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MBAの特徴といえばやはりオトナ留学、ということになるでしょう。

完全に社会人以外の入学を禁止、としているわけではないそうですが

GOLD校と呼ばれる社会人専用のコースがあるなど、

やはり学校全体の空気がそこはかとなく「オ・ト・ナ」です。

 

はしゃいでる感がない。

というか今まで伺った学校、どこもはしゃいでる感がない…。

 

 

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実際、僕が伺った時は生徒の方は全員社会人の方でした。

僕も年齢的には30代半ばなんですが、10代20代の中で一緒に英語やろう!

となるとどこか気持ち的な気後れが出てしまうのは確かで、いやー、こんなおっさんが

混じってええのかえ、という思いも生まれてしまうのが人間のサガでしょう。

そんなところで英語の勉強に対する集中を削がれてしまいたくはないなあというのも

正直なところ。

 

お会いしていろいろお話をその時伺った生徒さんの一人、田村さんのインタビューがちょうど

MBAのサイトに上がっていました。

 

退職後英語圏へ移住することを視野に入れ英語に励まれている、という

お話をしてくださいました。

 

田村さんくらいの年齢の方が安心して留学できる環境としては非常に

やはりMBAは向いているのかもしれません。

 

カリキュラムに関しても講師と二人三脚で生徒の個々の目標に合わせて独自

カリキュラムを作成するのがここの特徴で、無駄のない目標に向かった

一本道を歩めるのは英語の学びとしてはいいなあと感じました。

 

設備も綺麗でお部屋やレッスン用のクラスルームは日本でのそれと

遜色ない質だと感じました。

 

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セブの孤高の学校、「サウスピーク」へ。


 

さて、学校訪問も残るは一つ。

最後に伺ったのはサウスピークです。

 

オンライン英会話の創世記を担ったラングリッチの創業者である丸山要平さん、

そして「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」の執筆者として知られる

HAL Jさんこと柴田浩幸さんの学校として有名ですね。

 

やはりサウスピークのイメージというと「スパルタ」というイメージを持たれている

方は多いのではないでしょうか?

 

ちょっとそこのあたりを確かめに行ってきました。

 

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オリジナル校とプレミアム校があり、まずはオリジナル校のほうにお邪魔します。

 

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どどん、と待ち構える巨大なロゴマーク。

 

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受付ロビーの背後には大量のTOEICの公式問題集。

日本の参考書を徹底的に使うのもここの特徴ですね。

 

柴田さんが入学前にしっかりとヒアリングして来る前に予習をさせるそうで、

一人一人個別にしているとのこと。いやあ、聞くだけで大変さが伝わります。

 

また英語力を測る指針として、また日本の社会での訴求力なども総合的に

判断してTOEICの点数を活用しているのも特徴。

 

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関係ないですが、僕の著書も来校記念に飾っていただきました。

 

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簡素なキュービクルが並ぶオリジナル校。

生徒はそれぞれここで1対1で先生とレッスンをします。

 

お世辞にも新しい、綺麗とは言えない環境ですが、

勉強に集中する、という環境においては問題ないレベルだと思います。

 

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スパルタ、という言葉を想起せざるを得ない光景が…。

 

なんと立って勉強しています。

 

眠くなったらこうやっていつも立ってたるのだそうで、

別に誰に言われるともなく始まったものだそうです。

 

スパルタ、というと強制的にやらされてるようなイメージをどうしても抱き

がちですが、生徒さんにいろいろお話を伺う限り、したいからしている、という

声が全てでした。

 

スパルタ、というかやるべきことをしっかりやってる、そういう印象です。

 

TOEICのスコアを400点以上あげられたという生徒さんにお話を伺うと、

 

「ここに来るとみんな目標に向かってコツコツとやっていて、それが当たり前という空気が流れている。

自分もこの後にワーホリに行くのでその目標に向かってやるべきことをやっているだけ。」

 

とのことでした。TOEICで400点あげるってすごいことですよね、単純に。

 

サウスピークのもう一つの特徴といえば「自習」。

自習の時間をたっぷり取っていることで有名ですが、それだけ聞くとセブまで行って

自習してて意味あるの?と思われる方もいるかもしれません。

 

僕も正直そう思っていました。

 

でも、ちゃんと聞くと自習といっても授業の中で出された宿題、

また柴田さんなどの指示のもとにアサインされた教材などを使い、

与えられたことを一人でやる時間として「自習」がある、とのこと。

 

好きなことをやってていい、という放置の自習ではないんですね。

自習室では音読をしている生徒さんがいて、僕たちが後ろでしばらくずーっと

見学していたのですが、とても集中していて数分間存在にすら気づかずに

音読をしていました。

 

 

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さて、代表の丸山さんに送っていただきプレミアム校へ。

 

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イメージと違うからあまり推していない、とは丸山さん。

綺麗に管理されたプールがありました。

英語の本読んだり、ニュース聞いたりするのにピッタリ。

 

各生徒に専用のキュービクルが割り当てられているのがプレミアム校の特徴で

生徒が授業ごとに移動したり教材をレッスンごとに持ち歩かなくていいそうな。

こういう地味な要素が毎日、となるとジワジワ効いてくるんですよね。

 

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お部屋もこじんまりとしていて、清掃、洗濯サービス完備。

これはオリジナル校でも同じだそうですが、生徒がとにかく勉強に

集中できるように清掃は全て行ってくれ、洗濯はランドリーに出せば

3日ほどで綺麗になって帰ってくるそうな。羨ましい…。

 

スパルタ、と言ってもやるべきことをしっかり生徒自身が理解していて、

しっかりと目的意識を持って多くの勉強量をこなしている、

それがサウスピークを訪れた印象でした。

 

数日間の滞在でしたが、いろいろな学校を回らせていただき、

また多くの方にお会いし、生の声を伺うことができました。

 

滞在中、お世話になったすべてのみなさまに感謝申し上げます。

 

 

 

セブ留学、気をつけておきたいポイント


 

1、治安 

 

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日本の治安が良すぎるため、夜出歩けない、というだけでフィリピンは危険、と

言ってしまうのは少し違うのかなあと思います。夜間、無防備に出歩ける日本がむしろ

レアケースなだけ。

 

学校ごとに門限などが決められていたり、安全な場所に作られて

いたり、と各学校で生徒の安全を考えて取り組んでいます。節度を守り、ルールを

守れば問題はない、と考えてよいのではないでしょうか?過度に恐れる必要はないと

思います。

 

安全です、とは言い切れませんが、諸外国同様、日本での安全基準とは違うという

認識は必要だと思います。

 

2、環境 

 

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道路、交通のインフラは今回行ったセブに関していうとまだまだ発展途上、

という印象。近々あるAPECの開催のため急速にインフラの向上が進んで

いるとは言え、まだまだ雨が降ったらインターネットが遅くなる、というレベル。

 

道路の整備がされておらず巻き上がる土ぼこり、粉塵のせいか

個人的には喘息や頭痛や行くたび起こります。

これはまあ持病みたいなものなので。

 

モールが近くにあると便利ですね、日本の田舎にある大規模ショッピングモール

くらいのものがセブには結構あって、なんでも揃ってしまう。

 

街中にはカフェも意外とあったりして、Wi-Fiがあるところが、

僕の行った中ではほとんどでした。

コンビニもセブンイレブンがちょいちょいあります。

 

 

3、料理 

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フィリピン料理自体はモールの中のようなしっかりしたレストランで食べると

以外とイケる、という印象。魚介類や肉などが中心の濃い味付けの料理が特徴。

学校単位では食堂があったり、出前で和食を頼んだりできるところも。

料理を食べに行く目的ではないので、まずはお腹を下したりしないもの、

(料理で失敗して短い滞在期間中ほぼすべて病院で過ごすケースも…)

そして日々食べていてストレスのないもの、を提供してくれる環境が大事かなと。

 

たまの気晴らしで美味しいものが食べたければモールなどに行って食べてくると

いいと思います。和食も洋食もしっかり揃っています。

写真は和食料理店にて、しゃぶしゃぶ。味もそれなりに楽しめます。

 

 

4、設備 

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学校には宿泊施設が付いているタイプとホテルと契約しているタイプの学校

などがあります。もちろん設備の質が上がれば値段もあがります。ここは値段

との兼ね合いになってくるかと思います。それは特にフィリピンに限った話で

はありません。クーラーの効きが弱かったり、シャワーの出が悪かったり、

まあそういうのも含めて楽しめる心構えは必要かもしれません。

実際口コミサイトなどで一番不満が多いのがインターネットの速度

などと並んで、この宿泊設備に関するもの。

日本と同じ環境をそもそも期待しているところからのギャップで起こる

不満が多いように感じます。

 

 

セブ留学のメリットとは?


今回実際に行ってみて感じた、セブ島留学のメリットについても書いておきます。

大きく分けてこの2つだと感じました。

 

1、勉強に集中できる環境 

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【訪問1校目Brightureにて撮影。即興で文章を作るレッスン】

 

日々慌ただしい日常の中で時間を見つけて英語をやる、

創意工夫をして隙間時間を最大限にまで引き上げる努力をする。

これが数年に渡り自主的にできる人、というのはなかなかいないのが

現状ではないでしょうか?

 

そういう意味では英語に浸れる環境、に飛び込む「留学」はとても

素晴らしい体験になるのだと思います。今回10時間ほどですが留学体験を

させてもらい僕自身、ああもっと英語やりたいな、こんだけ毎日やってたら

伸びるな、という強い実感を覚えたのは確かです。

 

また宿泊サービスなどで洗濯、掃除などをケアしてくれて勉強に

集中できる環境というのもかなりプラスだと感じました。

 

1 on 1でがっつり学べるというのがフィリピン留学の特徴で、コスト面において

アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリア、NZなどの英語圏の国

では実現はなかなか難しいレッスンのシステムだと思います。

 

セブ留学、の選択はほとんどの場合が英語圏との比較、になってくるかと思います。

レッスンのあり方、でいうと最大の特徴はこの1対1のレッスンになってくる

のではないでしょうか?

 

ただCPILSの方が言っていたのは1対1はコミュニケーションが取りやすい環境なので

そこだけで慣れてしまうと議論の場や交渉、プレゼンなど対多数の中でのやり取りなど

の力がつかないままになってしまうことも起こりうる、とのこと。

CPILSではそれを防ぐため1対複数のクラスを用意しているそうです。

 

まあ実際、やり取りの多くが1対1だけではないのは確かだと思いますが、まずはそうは言っても

1対1でどうにもならなければ次に行けない、というのも事実。

 

そういった足がかりとしてセブ留学は機能するのではないでしょうか?

オンライン英会話でもカバーできる部分はあるとは思いますが、

オンライン英会話だけでは感じ得ない、学校内の雰囲気、異国での英語体験、

同じ目的を持った仲間との高め合い、そして緊張感など、いろんな要素が

セブ留学にはあるのだと思います。

 

留学をしっかり活かすためには、オンライン英会話などを利用し、

行く前に講師の人とレッスン内で意思疎通ができるくらいの英語力

は最低でも必要だと感じました。

 

そしてそこは国内でしっかり準備ができる部分なのです。

この準備段階がかなり大事な要素ではないかと思います。

 

留学を生かすも殺すも事前準備、と言って間違いないと思います。

 

 

2、予算面 

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ここも英語圏との比較にはなってくるかと思いますが、

リーズナブルなのがセブ留学の最大の特徴です。

 

ただ安さだけをあてにして学校選びをするといろんな失敗が待っています。

 

韓国人が経営していた学校を日本人が買い取り英語教育、指導のことなど

何も知らない人が引き継いで経営している学校や、講師の英語力の判定など

できないレベルの人がその辺のフィリピン人を引張ってきて講師をさせている

ようなケースなど、挙げればきりがないほど、コストダウンの弊害の波及は

とどまるところを知りません。

 

いいものを提供すると当然コストはかかる。

 

自分の目的とゴールを明確にした上でここまでなら出せる、

というラインを自身の中で明確にしておくことが大事だと感じます。

高ければいい、とは言えないですが、予算をケチって留学を無駄に

すること以上の損失はありません。

 

それこそ、時間もお金もあまるほどある、というのであればアメリカやイギリス

で個別指導などの授業を長期間受けるのが当たり前ですが理想なのだと思います。

 

現実問題としてそれが難しい多くの人への代案として生まれた需要がフィリピン留学

ではないでしょうか?

 

大事なポイントは各学校の発信している情報に耳を傾けることだと思います。

僕自身セブに行ってみて、いろいろな学校の方、経営者の方、エージェントの

方たちから声をかけられ、どこがよくて、何を信じていいのか正直わからなく

なったのも事実です。エージェントによっては自分では行ったことのない学校

などを無責任に勧めたりするケースもあるそうです。

 

みんな自分の学校が一番だと言います、どこのエージェントもうちが

どこよりも学校を知っていると言います。

 

それはきっと心からそういう信念を持って業務に当たられているからこそ

なのだと思います。(そう信じます。)

 

でも、実際問題としての「差」はあります。

講師の差、設備の差、代表の英語力の差、カリキュラムの差、

環境立地の差、経験の差、そして値段の差、などなど。

 

完璧な学校などどこにもありはしません。

一点の不満もない学校、そんな桃源郷のような場所は

ありはしないでしょう。

 

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セブ留学、というもの自体がまだまだ新しい文化です。

留学をする生徒自身が情報弱者にならず、リテラシーを持って

学校側の真摯な発信に耳を傾ける、

 

それがセブでの英語学校の淘汰、ひいては品質の向上に

つながるのだと思います。

 

 

大切なお金も時間を無駄にしないために、

まずは自分で自分に英語を学ぶ目的を問いかけること。

 

 

そして、それに応えてくれる学校を自身の予算内で決めること。

 

が大事ではないでしょうか?

 

 

そして可能な限りの準備と、帰国後の継続が

英語の力をさらにグンと伸ばしてくれるのだと思います。

 

今回の記事が何かお役に立てると幸いです。

 

引き続き、僕自身セブ留学については掘り下げていきます。